デザインとは本来、人のためになるので無くてはなりません
ですから美しい心が無ければ美しいものは創り出せないのではないでしょうか
お客様の声に耳をすませ
髪の声にも五感を研ぎ澄ますのです
『髪の声を聴き、髪の行きたいところへ‥‥』
竹田城跡などの石垣を自然石を削ることなく積み上げる
石工職人『穴太衆』に今も尚引き継がれる極意があります
『石の声を聴き、石の行きたいところへ‥‥』
私達のカットは徐々に髪が乾いていくスピードに合わせながらまるで髪と対話しているかのように髪型が完成していきます。途中、髪を再度濡らしたりはしません‥
髪が濡れている状態でのカット(wet cut) 髪に水分が50%位残っている状態でのカット、髪が乾ききる一歩手前でのカット、そしてブロー後のカット(dry cut)により構成されます。
カットとは他の構造物や被服と同様に設計図が存在しています。最初に設計図を紙面などにおこすのではなくまずは
頭の中で描きます。
頭の中には幾つもの髪型別の設計図があり、それらの雛形を正確にセレクトし更にそこからオリジナル化していきます。
そして素材の持ち味を最大限に生かすよう、お客様の声に耳を傾け、髪の声に五感を研ぎ澄ますのです。
ですから髪を乾かすだけでご自身でも同じ髪型を再現でき『穴太衆』の仕事と同様に持続するのです。