『前回と同じ髪型でお願いします』

職人技とは素材が多少違っていても

気候や気温が異なっても

同じレベルの作品を毎回創り出すできる事を

そう呼ぶのだと思います

 

美容師が職人として問われるのは

お客様がお持ちくださった画像や

切り抜きの髪型に限りなく近づける

(似合わせを配慮した上で)

そして…

『前回と同じ髪型でお願いします』

というオーダーに

本当に同じにできるという事です

もちろん毎回が手造りなわけですから

厳密にいえば

全く同じ髪型ではないかもしれません

しかし美容師目線ではなく

お客様目線で見たときに前回よりも

良かった

とういことが大切だと思います

 

具体的な技術のお話になりますが

私のさせていただくカットは

ほとんどが感覚ではありません

理論90% 感覚10%

という配分です

この配分が逆であれば

同じ髪型を創り上げることは

出来ないと私は思っています

 

 

お客様のご要望は様々ですが

毎回違う髪型を望まれる方は少ないと感じます

真意をいえば

気に入った

手入れが楽だった

持ちがよかった

周りの評判が良かった

などのお客様が気持ち良く過ごせていれば

そうそう髪型を

毎回変えたいとは思わないのではないでしょうか

(特に60代以上の大人の女性は)

本当に自分にあったヘアスタイルを

手に入れる事とは

本物の美容師に巡り会うことではないかと

思います