エイジング毛というオシャレな言い回し
がいつの日から言われるようになり
どの位の時間が経つのでしょうか
オシャレな表現というよりも
優しい表現という方が適切かもしれません
エイジング毛について少しお話ましょう
髪は20代を境に髪密度というものが
低下してきます
髪密度が低下するということは
髪内部に空洞が多くなります
空洞化した髪は
潤いツヤがなくなる
ボリュームがなくなる
髪が細くなる
ポワポワとしたクセが出る
などあげればきりがない位の
変化が髪に現れます
この現象を感じ始めるのが40代前半
くらいからの方が多いと思います
50代になった頃にはこの髪の変化に
悩む方
半ば諦める方に
別れます
変化した髪質を20代の頃のように
懐かしい髪質にしてくれる
トリートメントやケア剤は
国内メーカー2社から
最近発売されましたから
興味のある方はご相談ください
少し話が外れましたが本題の
『50代の髪に息吹きを吹き込むカット』
について語りますね
前文で述べさせていただいたように
50代の髪の変化を無視したカットを
行ってしまうと
『とにかくハネます』
『シルエットが乱れます』
『ツヤがなくなります』
ではなぜそうなるのか?
順番にご説明します
1・スキ過ぎ(特に毛先です)
2・表面の髪が丈に対して短い
3・前髪の量
1・スキ過ぎ(特に毛先です)
50代の髪は
水分量が少なくなっているため
毛先を過剰にスク事で
髪の重なり合う部分が
少なくなってしまい結果的に
潤いがない状態になります
また髪密度が空洞化した髪はうねりやすく
なっているため、毛先をスキ過ぎる事で
よりハネるようになります
ですから50代の髪へのスキ方には
繊細な方法をとる必要があります
2・表面の髪が丈に対して短い
50代の髪は
ボリュームもなくなってくるため
オーダーをされる際に、その思いを
美容師に伝えると、おおよその美容師は
頭頂部の髪を短くカットします
これが悲劇の始まりになます
頭頂部の髪を
そこそこ短くしたからといって
ふんわりするほど
髪の重量は軽くありません
短くしてしまった髪は結果的に
ボリュームを出す役割は果たさずに
全体のバランスを乱す悪役になるのです
表面の髪と丈とのバランスが良いと
丸みが出ます、よくひし形という
表現がされます
結果的に頭頂部にボリュームが
出てるわけではないのに
ボリュームがある
ふんわりとした髪型になります
まずは表面の髪と丈のバランスを
整えるカットをする事が
最善策になります
3・前髪の量
50代の髪は毛量も安定しなくなります
そのため前髪の透け感が増し
額が透けて見えやすくなります
20代の方などはこの透け感を
好まれるのですが大人の50代には
NGです
寂しい印象になりますし若さが
遠退くばかりです
前髪の量が少なくなってきたから
分量を増やせばいいという判断を
される美容師の方が多いのですが
それは間違いです
前髪の量を増やせば増やすほど
頬骨の露出度が増し
顔を大きく見せる効果が倍増します
このお話は実際にお会いしながらでないと
少しわかりづらいので
シービスケットにいらしてください
前髪の量の話に戻りましが
前髪の分量を増やさなくても
カットの技法により
重厚感のあるしっとりとした
前髪になります
以上のように、50代の髪には
様々な変化が起きます
それ故に
お客様の経験値を大切にし
美容師の経験値を最大限に発揮し
フォルムの美しさと艶感を髪型に
吹き込む必要があります
まずはご相談くださいませ